あとりえ ぺるル

作る喜び、ご一緒に

古漬け

オンラインでもビーズレッスン中~あとりえ ぺるル~を主宰する組橋みどりです。

お題「手作りしました」

 

サインを求められた時、ワシテは考える。

「絵は描けないけど、サインはできる。」

 

ここも興味深いフレーズ。

 

絵を描くのは難しい。

技術の話ではなく、心理的に…。

一本の線をフリーハンドで描くのって、ドキドキしませんか?

定規を使ったほうがよっぽど楽。

型にはまっている方が楽に描ける。

フリーハンドで線を描くのには勇気が必要。

 

自分の名前を描くのは、それよりもずっと楽。

学校に入る時に、たくさん練習するので。

字の上手い、下手はあるけど、とりあえず読めればOK。

サインは「型」で、絵はサインした本人の内側を映すもの。

 

「ビーズの先生」をしている。

「型」にあたる部分をまず覚えていただいている。

型を学ぶだけでも脳トレ状態。

名前を書くよりは、ずっと柔軟に頭を使う。

そこを上手く理解していただくために、私がジタバタ。

 

レッスンで作る作品はキットがメイン。

自分の好きな色・デザイン以外は作りたくない方も。

自己表現があることは素晴らしい。

自己表現を形にするためには、「まずキットで型を理解してください。

それからビーズの色を自分の好きな色に替えて、作ってみてはいかがですか?」

「型の理解が深まれば、自分の好きなデザインにアレンジすることができます。」と説明している。

 

練習の半分は「型」を学んで身に着けるため、残り半分はその型から離れて自由な作品を作るため---年末にテレビで耳にした言葉が、頭の中で発酵した。

これ以上、発酵が進まないように冷蔵庫に入れておこう。

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