オンラインでもビーズレッスン中~あとりえ ぺるル~を主宰する組橋みどりです。
先の "the dot" の教師の一言が頭の中で発酵中。
発酵に必要な栄養素が身近にあった。
これは鍋。
とある男性が笠間焼のイベントで作ったものだ。
会場に着くまでは機嫌よく、新しい作業を楽しみにしているように見えた男性。
作り始めると、途端に不機嫌に…。
指導してくださる陶芸家にも「作りたくない。」と言い始めて、場は不穏な空気になりった。
陶芸家の手助けでなんとか形になり、鍋は焼き上がった。
少し時間が経ち、イベントでの感情のありようを彼が私に話してくれた。
「ものを作るのが嫌いだということを思い出した。」
「幼稚園の頃、夏休みの宿題の図画工作ができなくて、しびれを切らした母親が代わりに描いた絵を提出させられた。」
「あれ以来、ものを作るのが嫌いになった、(ことを思いださせられたイベントだった)。」
ワシテに近い感覚を、彼も幼児期に持っていたのかもしれない。
「絵を描きましょう。」と言われた時、何をどのように描けばいいのかわからない。
当惑、不安感が、時に怒りまで高まることは想像できる(私もそうだったから)。
そんな時にワシテの教師のような一言で、最初の一歩を踏み出せるのか???
まだ発酵は続く…。