あとりえ ぺるル

作る喜び、ご一緒に

書評

茨城県水戸市ビーズ教室~あとりえ ぺるル~を主宰する組橋みどりです。 

押忍!手芸大図鑑

押忍!手芸大図鑑

 

 

 

下田直子の小さな小さな贈り物 (暮らし充実すてき術)

下田直子の小さな小さな贈り物 (暮らし充実すてき術)

 

 

書評とは、またタカビーな…(〃⌒∇⌒)ゞ
 
しか~し、図書館でふと手にした本にちょっと考えさせられました。
 
上の本は、アーティスト豊島秀樹さんの「押忍!手芸部」という
技術やルールより、作りたいという気持ちや作る楽しみに重点を置いた
"部活"らしい…[壁]_・。)
豊島さん自身は確かな技術と経験を持っているし、
この活動から生まれた様々な表情の作品はまさに芸術。
 
そして下田直子さんは、手仕事好きなら知っている
手芸の…なんていうか指標みたいな方。
下の本は、数ある下田さんの手芸本の一冊で
多岐にわたるテクニックを使った、小さくて簡単にできるプレゼント好適作品集。
どの作品も愛らしく洗練された表情で、プレゼントにちょこっと作りたいものばかり。
 
ご両名とも学科は違えども、文化服装学院のご出身です。
文化、恐るべし…[壁]_・。)
 
考えちゃったのは、豊島さんの作品は"アート"なんだけど、
下田さんの作品は"手仕事"だということ。
存在のジャンルが違うんだな…。
この違いはどこから来るのかな???
というのが私の考え事。
 
多分それは"再現性"ではないかと考えた次第…。
下田さんの本はそれ自体がマニュアルになっていて、
読んで、真似して、作るもの。
でも豊島さんの作品は作る技術はある!!!と思っても、
その作品の醸し出す雰囲気、ニュアンスまでは真似できないし、
真似することに価値を感じられない…。
 
と、しょーもないことをグルグル考える夏の夕暮れなのでした(〃⌒∇⌒)ゞ